説明

1−(2H)−イソキノロン誘導体

本発明により、式(I)
【化1】


[式中、Y1およびY4は、水素原子またはハロゲン原子であり;Y2およびY3のどちらか一方は−NR12であり、他方は水素原子またはハロゲン原子であり;Xは、置換されていてもよいアリール基またはヘテロアリール基であり;R1は、水素原子または置換されていてもよいC1-8アルキル基であり;R2は、1またはそれ以上の置換基により置換されたC1-8アルキル基、−COOR3、−COR4、−COSR5、−CONR67、−NR2223または−C=NR2425であり;または、R1およびR2は結合する窒素原子と一緒になって、少なくとも窒素原子を一つ含む4〜10員ヘテロ環(当該ヘテロ環はC群から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されていてもよい)を形成していてもよい]
の化合物またはそのプロドラッグ、もしくはそれらの製薬上許容されうる塩、ならびに当該化合物を含む医薬、医薬組成物などが提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(1):
【化1】

[式中、
1およびY4は、独立に、水素原子およびハロゲン原子から選択され、
2およびY3のどちらか一方は−NR12であり、他方は水素原子またはハロゲン原子であり;
Xは、アリール基またはヘテロアリール基であり、当該アリール基またはヘテロアリール基はA群から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されていてもよく;
A群は、C1-8アルキル基(当該アルキル基は、ハロゲン原子、アリール基、ヘテロアリール基、−OR11および−NR1213から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されていてもよい)、C2-7アルケニル基(当該C2-7アルケニル基は、ハロゲン原子、C1-8アルキル基、アリールC1-6アルキル基、アリール基およびヘテロアリール基から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されていてもよい)、C2-7アルキニル基(当該C2-7アルキニル基は、ハロゲン原子、C1-8アルキル基、アリールC1-6アルキル基、アリール基、およびヘテロアリール基から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されていてもよい)、ハロゲン原子、水酸基、アリール基、ヘテロアリール基、シアノ基、アミノ基(当該アミノ基は、−OR11または−NR1213で置換されていてもよいC1-8アルキル基、アリール基、アリールC1-6アルキル基およびヘテロアリール基から選択される1または2の置換基により窒素原子上を置換されていてもよい)、−S(O)n14(ここでnは0〜2の整数である)、C1-6アルコキシ基(当該アルコキシ基は、アリール基、ヘテロアリール基、−OR11、−NR1213およびハロゲン原子から選択される1またはそれ以上の基により置換されていてもよい)、4〜7員ヘテロ環基(当該へテロ環基はD群から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されていてもよい)、アリールオキシ基、ヘテロアリールオキシ基およびC1-6アルキレンジオキシ基からなり;ここで、
11、R12、R13およびR14は、独立に、水素原子、C1-8アルキル基(当該アルキル基は、ハロゲン原子、水酸基、C1-6アルコキシ基、アミノ基、C1-6アルキルアミノ基、ジC1-6アルキルアミノ基、アリール基およびヘテロアリール基から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、アリール基およびヘテロアリール基から選択され;または、R12およびR13は結合する窒素と一緒になって、少なくとも1個の窒素原子を含む4〜7員ヘテロ環を形成していてもよく;
1は、水素原子またはB群から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されていてもよいC1-8アルキル基であり;
2は、B群から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されたC1-8アルキル基、−COOR3、−COR4、−COSR5、−CONR67、−NR2223または−N=CR2425であり;または、R1およびR2は結合する窒素原子と一緒になって、少なくとも窒素原子を一つ含む4〜10員ヘテロ環(当該ヘテロ環はC群から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されていてもよい)を形成していてもよく;ここで
3は、水素原子、C1-8アルキル基、C2-7アルケニル基、C2-7アルキニル基(当該アルキル基、アルケニル基およびアルキニル基は、ハロゲン原子、水酸基、C1-6アルコキシ基(当該アルコキシ基は、水酸基、C1-6アルコキシ基およびフェニル基から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、C3-8シクロアルキル基、アリール基およびヘテロアリール基から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、C3-8シクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基であり;
4は、水素原子、1またはそれ以上のR20により置換されていてもよいC1-8アルキル基、アリール基およびヘテロアリール基から選択され;
5は、水素原子、C1-8アルキル基、アリール基およびヘテロアリール基から選択され;
20は、水酸基、ハロゲン原子、アリール基、ヘテロアリール基、C1-6アルコキシ基(当該アルコキシ基は、ハロゲン原子、アリール基およびヘテロアリール基から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、アリールオキシ基、ヘテロアリールオキシ基、アミノ基(当該アミノ基は、C1-8アルキル基、アリール基、アリールC1-6アルキル基、ヘテロアリール基および−COOR21から選択される1または2の置換基により窒素原子上を置換されていてもよい)または少なくとも1個の窒素原子を含む4〜7員ヘテロ環基(当該へテロ環基はC1-8アルキル基で置換されていてもよい)であり;
21は、C1-8アルキル基、アリールC1-6アルキル基またはアリール基であり;
6およびR7は、独立に、水素原子、C1-8アルキル基、アリール基およびヘテロアリール基から選択され;
22およびR23は、独立に、水素原子、C1-8アルキル基、アリール基およびヘテロアリール基から選択され;
24およびR25は、独立に、水素原子、C1-8アルキル基、アリール基およびヘテロアリール基から選択され;
B群は、ハロゲン原子、C1-6アルキルカルボニル基、C1-6アルキルアミノカルボニル基、C1-6アルコキシカルボニル基、アリール基(当該アリール基は、ハロゲン原子、C1-8アルキル基、C1-8ハロアルキル基、水酸基、C1-6アルコキシ基およびC1-6ハロアルコキシ基から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、ヘテロアリール基、−OR31および−NR3233からなり;ここで、
31、R32およびR33は、独立に、水素原子、C1-8アルキル基(当該アルキル基は、ハロゲン原子、水酸基、C1-6アルコキシ基、アリール基、アミノ基、C1-6アルキルアミノ基およびジC1-6アルキルアミノ基から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、アリール基、ヘテロアリール基および−COOR34から選択され;R34はC1-8アルキル基、アリールC1-6アルキル基またはアリール基であり;または
32およびR33は結合する窒素原子と一緒になって、少なくとも1個の窒素原子を含む4〜7員ヘテロ環(当該へテロ環基はD群から選択される1またはそれ以上の基により置換されていてもよい)を形成していてもよく;
C群は、アリール基、ヘテロアリール基、C1-6アルキルカルボニル基、C1-6アルキルアミノカルボニル基、C1-6アルコキシカルボニル基、水酸基、C1-8アルキル基、C1-6アルコキシ基(当該アルキル基およびアルコキシ基は、ハロゲン原子、アリール基、ヘテロアリール基、−NR4142および−OR43から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されていてもよい)、アリールオキシ基およびヘテロアリールオキシ基からなり;ここで
41、R42およびR43は、独立に、水素原子、C1-8アルキル基(当該アルキル基は、ハロゲン原子、水酸基、C1-6アルコキシ基、アミノ基、C1-6アルキルアミノ基、およびジC1-6アルキルアミノ基から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されていてもよい)、アリールC1-6アルキル基、アリール基およびヘテロアリール基から選択され;または
41およびR42は結合する窒素原子と一緒になって、少なくとも1個の窒素原子を含む4〜7員ヘテロ環を形成していてもよく;
D群は、ハロゲン原子、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基、ヘテロアリールオキシ基、アミノ基(当該アミノ基は、C1-8アルキル基、ヒドロキシC1-6アルキル基、C1-6アルコキシC1-6アルキル基、C1-6アルキルアミノC1-6アルキル基およびジC1-6アルキルアミノC1-6アルキル基、アリール基、アリールC1-6アルキル基およびヘテロアリール基から選択される1または2の置換基により窒素原子上を置換されていてもよい)、水酸基、C1-6アルコキシ基(当該アルコキシ基は、ハロゲン原子、水酸基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルアミノ基およびジC1-6アルキルアミノ基から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、C1-6アルコキシカルボニル基、C1-8アルキル基(当該アルキル基は、ハロゲン原子、水酸基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニル基、アミノ基、アリール基、ヘテロアリール基、C1-6アルキルアミノ基およびジC1-6アルキルアミノ基から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)からなる]
で表される化合物またはそのプロドラッグ、もしくは製薬上許容されうるそれらの塩。
【請求項2】
3が−NR12である、請求項1に記載の化合物またはそのプロドラッグ、もしくはそれらの製薬上許容されうる塩。
【請求項3】
1、Y2およびY4は、水素原子であり、
3が、−NR12であり、;
Xは、アリール基またはヘテロアリール基であり、当該アリール基はA群から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されていてもよく;
A群は、C1-8アルキル基(当該アルキル基は、ハロゲン原子および−NR1213から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されていてもよい)、ハロゲン原子、水酸基、アリール基、アミノ基(当該アミノ基は、C1-8アルキル基およびアリール基から選択される1または2の置換基により窒素原子上を置換されていてもよい)、−SR14、C1-6アルコキシ基(当該アルコキシ基は、−OR11およびハロゲン原子から選択される1またはそれ以上の基により置換されていてもよい)、4〜7員ヘテロ環基(当該ヘテロ環基は、C1-8アルキル基およびC1-6アルコキシカルボニル基から選択される1または2の置換基により窒素原子上を置換されていてもよい)であり;ここで、
11、R12、R13およびR14は、独立に、水素原子、C1-8アルキル基およびアリール基から選択され;または、R12およびR13は結合する窒素と一緒になって、少なくとも1個の窒素原子を含む4〜7員ヘテロ環を形成していてもよく;
1は、水素原子またはB群から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されていてもよいC1-8アルキル基であり;
2は、B群から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されたC1-8アルキル基、−COOR3、−COR4、−COSR5、−CONR67、−NR2223または−N=CR2425であり;または、R1およびR2は結合する窒素原子と一緒になって、少なくとも窒素原子を一つ含む4〜10員ヘテロ環(当該ヘテロ環はC群から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されていてもよい)を形成していてもよく;ここで
3は、C1-8アルキル基(当該アルキル基は、ハロゲン原子、水酸基、C1-6アルコキシ基(当該アルコキシ基は、水酸基、C1-6アルコキシ基およびフェニル基から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、C3-8シクロアルキル基、アリール基およびヘテロアリール基から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、C2-7アルケニル基、C2-7アルキニル基、C3-8シクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基であり;
4は、水素原子、1またはそれ以上のR20により置換されていてもよいC1-8アルキル基、アリール基およびヘテロアリール基から選択され、R5は、C1-8アルキル基およびアリール基から選択され;
20は、水酸基、ハロゲン原子、アリール基、ヘテロアリール基、C1-6アルコキシ基、アリールオキシ基、アリールC1-6アルコキシ基、アミノ基(当該アミノ基は、C1-8アルキル基、アリール基および−COOR21から選択される1または2の置換基により窒素原子上を置換されていてもよい)または少なくとも1個の窒素原子を含む4〜7員ヘテロ環基(当該へテロ環基はC1-8アルキル基で置換されていてもよい)であり;
21は、C1-8アルキル基、アリールC1-6アルキル基またはアリール基であり;
6およびR7は、独立に、水素原子、C1-8アルキル基、およびアリール基から選択され;
22、R23、R24およびR25は、独立に、水素原子、C1-8アルキル基、アリール基およびヘテロアリール基から選択され;
B群は、ハロゲン原子、C1-6アルコキシカルボニル基、アリール基、−OR31および−NR3233からなり;ここで、
31、R32およびR33は、独立に、水素原子、C1-8アルキル基、アリールC1-6アルキル基、アリール基、ヘテロアリール基および−COOR34から選択され;R34はC1-8アルキル基、アリールC1-6アルキル基またはアリール基であり;または
32およびR33は結合する窒素原子と一緒になって、少なくとも1個の窒素原子を含む4〜7員ヘテロ環を形成していてもよく;
C群は、C1-6アルコキシカルボニル基、水酸基、C1-8アルキル基、アリールC1-6アルコキシC1-8アルキル基、ヒドロキシC1-8アルキル基、アリールオキシ基およびヘテロアリールオキシ基からなる;
請求項1または2に記載の化合物またはそのプロドラッグ、もしくはそれらの製薬上許容されうる塩。
【請求項4】
1およびR2が、結合する窒素原子と一緒になって、少なくとも1個の窒素原子を含む4〜10員ヘテロ環を形成し、当該へテロ環はC群から選択される置換基を有していてもよい、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物またはそのプロドラッグ、もしくはそれらの製薬上許容されうる塩。
【請求項5】
2またはY3が、モルホリニル基、アゼチジニル基、ピロリジニル基またはピペリジニル基であり、当該ヘテロ環基は、水酸基またはヒドロキシC1-6アルキル基から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物またはそのプロドラッグ、もしくはそれらの製薬上許容されうる塩。
【請求項6】
2またはY3が、モルホリニル基、アゼチジニル基、ピロリジニル基、3−ヒドロキシピロリジニル基、2−ヒドロキシメチルピロリジニル基、3−ヒドロキシメチルピロリジニル基、ピペリジニル基、3−ヒドロキシピペリジニル基、4−ヒドロキシピペリジニル基、2−ヒドロキシメチルピペリジニル基、3−ヒドロキシメチルピペリジニル基、4−ヒドロキシメチルピペリジニル基または4−ヒドロキシ−4−ヒドロキシメチルピペリジニル基である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物またはそのプロドラッグ、もしくはそれらの製薬上許容されうる塩。
【請求項7】
1が、水素原子またはC1-8アルキル基(当該アルキル基はB群から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されていてもよい)であり;
2が、B群から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されたC1-8アルキル基、−COOR3または−COCH2NHCOOR21である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物またはそのプロドラッグ、もしくはそれらの製薬上許容されうる塩。
【請求項8】
1が、水素原子であり;
2が、−COOR3、−COSR5、−CONR67または−COR4である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物またはそのプロドラッグ、もしくはそれらの製薬上許容されうる塩。
【請求項9】
2が−COOR3である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物またはそのプロドラッグ、もしくはそれらの製薬上許容されうる塩。
【請求項10】
3が、C1-8アルキル基、C2-7アルケニル基、C2-7アルキニル基、(当該アルキル基、アルケニル基及びアルキニル基は、ハロゲン原子、水酸基、C1-6アルコキシ基(当該アルコキシ基は水酸基、C1-6アルコキシ基およびフェニル基から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)である、請求項9に記載の化合物またはそのプロドラッグ、もしくはそれらの製薬上許容されうる塩。
【請求項11】
3が、1またはそれ以上の水酸基で置換されているC1-8アルキル基、1またはそれ以上の水酸基で置換されているC2-7アルケニル基、または1またはそれ以上の水酸基で置換されているC2-7アルキニル基である、請求項10に記載の化合物またはそのプロドラッグ、もしくはそれらの製薬上許容されうる塩。
【請求項12】
3が、1またはそれ以上の水酸基で置換されているC1-6アルキル基である、請求項11に記載の化合物またはそのプロドラッグ、もしくはそれらの製薬上許容されうる塩。
【請求項13】
2またはY3が、ビス(ヒドロキシC1-6アルキル)アミノ基、メチル(ヒドロキシC1-6アルキル)アミノ基、ヒドロキシC1-6アルキルアミノ基、メチル(モルホリニルC1-6アルキル)アミノ基、アミノC1-6アルキルアミノ基、C1-6アルコキシカルボニルアミノ基、または、ヒドロキシC1-6アルコキシカルボニルアミノ基である、請求項1〜3および7のいずれか1項に記載の化合物またはそのプロドラッグ、もしくはそれらの製薬上許容されうる塩。
【請求項14】
2またはY3が、ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ基、メチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ基、2−ヒドロキシエチルアミノ基、メチル(2−モルホリン−4−イルエチル)アミノ基、メチル(2−アミノエチル)アミノ基または2−ヒドロキシエチルオキシカルボニルアミノ基である、請求項1〜3、7および8のいずれか1項に記載の化合物またはそのプロドラッグ、もしくはそれらの製薬上許容されうる塩。
【請求項15】
Xが、フェニル基またはヘテロアリール基であり、当該フェニル基またはヘテロアリール基はA群から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されていてもよい、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物またはそのプロドラッグ、もしくはそれらの製薬上許容されうる塩。
【請求項16】
Xが、フェニル基であり、当該フェニル基はA群から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されていてもよい、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物またはそのプロドラッグ、もしくはそれらの製薬上許容されうる塩。
【請求項17】
Xが、フェニル基またはヘテロアリール基であり、当該フェニル基またはヘテロアリール基はA群から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されていてもよく;
A群が、1またはそれ以上のハロゲン原子で置換されたC1-8アルキル基、アリール基、C1-6アルキルチオ基、ジC1-6アルキルアミノ基、少なくとも窒素原子を一つ含む4〜7員ヘテロ環基、C1-8アルキル基、C2-7アルケニル基、C2-7アルキニル基、C1-6アルコキシ基(当該アルコキシ基は1またはそれ以上のハロゲン原子で置換されていてもよい)および水酸基からなる、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物またはそのプロドラッグ、もしくはそれらの製薬上許容されうる塩。
【請求項18】
Xがフェニル基であり、当該フェニル基は、エチル基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、メチルチオ基、メトキシ基、クロロ基、フェニル基、ジメチルアミノ基、モルホリニル基、ピペリジニル基およびピロリジニル基から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されていてもよい、請求項1〜17に記載の化合物またはそのプロドラッグ、もしくはそれらの製薬上許容されうる塩。
【請求項19】
式IV:
【化2】

(式中、Xは、フェニル基またはヘテロアリール基であり、当該フェニル基またはヘテロアリール基はA群から選択される1またはそれ以上の置換基により置換されていてもよく;Lは、イソキノロン環上の6または7位に結合するハロゲン原子である)
で表される化合物。
【請求項20】
請求項19に記載の化合物のアミノ化を含む、請求項1に記載の化合物の製造方法。
【請求項21】
請求項1〜18のいずれか1項に記載の化合物またはそのプロドラッグ、もしくはそれらの製薬上許容されうる塩を有効成分とする医薬組成物。
【請求項22】
請求項1〜18のいずれか1項に記載の化合物またはそのプロドラッグ、もしくはそれらの製薬上許容されうる塩を有効成分とする悪性腫瘍の治療剤および予防剤。
【請求項23】
悪性腫瘍が固形癌である請求項22に記載の治療剤および予防剤。


【国際公開番号】WO2005/075431
【国際公開日】平成17年8月18日(2005.8.18)
【発行日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−517767(P2005−517767)
【国際出願番号】PCT/JP2005/001764
【国際出願日】平成17年2月7日(2005.2.7)
【出願人】(000003311)中外製薬株式会社 (228)
【Fターム(参考)】